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ウィーン我が夢の街 「歌詞」 [ウィーン我が夢の街・Wienerliedの小窓]

ウィーン ウィーン お前は 心のふるさとよ[るんるん]

今日は、ジーチンスキーが作詞作曲をした「ウィーン我が夢の街」の

歌詞について覗いてみましょう。

ヴィーナーリートの色々な歌詞にふれてみると

歌詞の内容についていくつかのまとまりが見えてきました。

勿論すべてではありませんが

1.ウィーンを讃える歌詞  「ウィーンは最高」

2.ノスタルジックを歌う    「昔は良かった」

3.ワイン・ホイリゲなど    「ワインは最高ほろ酔い加減の幸せ」

4.母への思い         「ママの讃歌、ママの追憶」

5.ウィーン市民としての人生観  「私はウィーン人」

6.あの世の世界に旅立ったら   「天国に行っても」

このような内容が多いと思います。

恋愛の歌詞はほとんどありません。他にも「カフェ」や「ワルツ」の素敵な曲もあります。

また、これらは『ヴィーナリッシュ』というウィーン特有の言葉が使われていることもあり

発音や表現されている深い意味、また裏の意味まで理解するには大変ですが

少しずつ触れていくことで近づくことが出来ればと思っています。

さあ、そうしてみると「ウィーン我が夢の街」は

3番までありますが

全体を通すと"ウィーン讃歌"であると思います。

1番は「私の心はいつもウィーンの事で夢中になっている」と始まるように

ウィーンは素晴らしいと歌う"ウィーン讃歌"

2番は「ワインを前にして彼女の腕が私に巻きついて
     シュトラウスのワルツが奏でられ静かにふるさとを讃える」

のようにウィーンのキーワード「ワイン・ワルツ・女性」もみえてきます。

こちらも"ウィーン讃歌"のように思います。

3番は「この世から離れなくてはならない、愛やワインから別れなければならない
     でも、天上からウィーンを見下ろす、シュテファン教会は私に挨拶してくれる。」

というように、あの世にいってもウィーンを愛すという思いがあります。


まだ、あまりウィーンの音楽を知らなかった頃、「明るく三拍子に楽しく乗って」
と表現してしまっていたと思います。

ただ、人生のせつなさをも温かく表現できなくてはと感じています。

人生の経験を重ね、味わいのあるヴィーナーリートが歌えるようになりたいです。

日本語訳詞はこの楽譜に載っていますので

720022-4_150.jpg

全音出版 世界名歌110曲集 二巻 です。

ただ最近4番の歌詞も発見したので、このことについてはまたいずれ。


http://ingeb.org/Lieder/wienwien.html

原語の歌詞が載っています。

また多くのヴィーナーリートの歌詞が検索できます。

では、次回はこの曲を歌われている多くの歌手の皆さんをご紹介させて頂きます。


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